昔から身近なお茶として親しまれてきた麦茶には、スゴイ効果があるのを知っていますか?
最近では、夏だけでなく年中飲むご家庭も増えています。
そんな麦茶ですが、飲めば飲むほど良いというわけではありません。やはり飲み過ぎによる副作用もあります。
一年中使いたい麦茶の効能と副作用をご紹介しましょう。
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目 次
普段から飲みたい麦茶の7つの効能
1 胃の粘膜保護
胃の粘膜を保護する働きがあります。ストレスなどで胃が痛むなんて言う方は、胃にやさしい麦茶がおススメです。
2 血行促進(冷え性改善)
麦茶には、血行をよくする「アルキルピラジン」と「ギャバ」が含まれています。
「アルキルピラジン」という成分は、大麦をローストすることで作られ、香ばしい香りの素です。
「ギャバ」は血圧を下げる働きもあります。
これらの働きで、血行がよくなりその結果血栓を予防したり、冷え症や肩こりの予防にも効果的です。
女性の方の多くにみられる冷え性は、血流が滞っている結果です。血液をサラサラにして流れをよくすることで、冷え症の改善にも役立ちます。
3 ほてりをさます
夏は気温が高くなるため、体温も上がりがちです。
この体がほてった状態から体の外へ熱を逃がしてやる働きがあります。
カリウムも多く含んでいるので、利尿作用で尿と一緒に体の熱を外へ出す働きをします。
4 抗酸化作用
活性酸素を抑える「Pクマル酸」という成分が含まれています。活性酸素は、体にとって癌や生活習慣病の予防になります。
また、活性酸素はシミ・そばかすの原因となるメラニンの形成も活性酸素が原因といわれているため、抗酸化作用により美肌効果にもなります。
5 むくみと便秘予防
利尿作用のあるカリウムが含まれているため、むくみの改善になります。又、水溶性の食物繊維によって排泄を促す作用もあります。
6 虫歯予防
虫歯の原因となるミュータンス菌の働きを阻害する作用があります。小さいお子さんや妊婦さんには、嬉しい効果ですね。
7 カフェインゼロ
緑茶やコーヒーに含まれているカフェインは、体にとってミネラルの吸収を阻害したり、自律神経を乱したりする働きがあります。
カフェインが一切含まれていない麦茶は、小さなお子さんや妊婦さんにも安心して進めることができます。
麦茶の副作用
冷やしすぎによる冷え性の原因
氷を浮かべてよく冷えた麦茶をイメージしますが、外出から帰ってきた時にコップ一杯程度なら問題ありませんが、常に冷たい麦茶をたくさん飲むのは、体を冷やすことにつながります。
また、胃腸は冷たいものが入ってくると、動きが鈍くなるので消化吸収能力が下がってしまいます。夏に胃腸の具合が悪いという場合は、この冷たいものの食べすぎという場合が多いです。
できれば、ホット麦茶をオススメしたいですが、夏の暑い時期なら冷蔵庫に入れておくようにし、氷は使わないようにしましょう。
飲み過ぎによるむくみ
人間の体は、水分が一度にたくさん入ってきても250ml程度が吸収できる限界だと言われています。麦茶の効果を上手に利用するにはコップ一杯程度の量をこまめに飲むようにしましょう。
一日で2リットル以上を飲むと、今度はむくみの原因にもなるので注意しましょう。
食事中に飲むことで消化能力低下
食事中に飲むと、胃液が薄まり消化能力がさがってしまいます。食後に飲むようにしましょう。
まとめ
麦茶には、弱った胃腸を助けたり、血行をよくして冷え性を改善したり、体の中の熱を冷ましたりと、夏の暑さに対応するための効果がたくさんあります。
そんな麦茶も、冷やしすぎたり、大量に飲むことで副作用も出てしまいます。
コップ一杯の麦茶をこまめに飲むようにするのが、夏を上手に乗り切るコツです。
暑い夏を、麦茶を使って上手に乗り切りましょう!
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