アニサキス食中毒が大流行!知っておきたい症状はコレ


最近よく耳にする『アニサキス』。それって何のこと?と思う方も多いかと思います。

管理人は毎年仕事で食中毒の研修も担当します。少人数に対してなのでそれほど難しいことを話すわけではありませんが、その年のトピックス的な話をよくします。

今年はなんといってもこのアニサキスですね。
芸能人の方が何人もかかりニュースにもなりました。

なんだか、生の魚を食べるのが怖くなってしまいますが、実際のところはどうなんでしょうか。

今までも刺身は身近なメニューであり、ご馳走♪

『今まで食べていたから大丈夫!』これは正解でもあり、要注意でもあるって知っていますか?

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アニサキスって何?

厚生労働省HPより

アニサキスは寄生虫(線虫)の一種です。

  • 大きさ :長さ2~3cm・幅は0.5~1mmくらい
  • 色 :白色の少し太い糸のよう

上の写真は、厚生労働省のホームページからお借りしました。胃の中を拡大した写真なので、実際には、目で見てもすぐにはわかりにくい大きさです。
それでもしっかりと見ると、アニサキスがいるかどうかがわかります。

アニサキスがいる魚を生で食べた場合に痛みがおこります。
芸能人の渡辺直美さんや庄司智春さんも、その体験を語っておられます。

この件数が、急上昇しています。

厚生労働省HPより

 

この数値をみると、3年間だけをみても、平成27年頃より急に増えているのがわかります。

食中毒ですが、夏だけということはなく、刺身を年中食べている私達なので、アニサキスによる食中毒も年中あるという感じですね。

以前は、釣をする人が自分でさばいた魚で食中毒になる事例が多かったようですが、最近は、お店で売っている魚の仕入れルートが増えたことで、アニサキス食中毒が増加したのでは?と言われています。

どんな症状が出るの


8時間以内に激しい腹痛
がおこります。

これは、アニサキスが人間の胃の中に入ると、胃の粘膜に刺入することで痛みがおこります。

アニサキスによる症状は3つにわかれます。

1 胃アニサキス症

2~8時間後に症状があらわれます。
症例のほとんどがこのタイプと言われています。

  • 激しい腹痛(上腹部)
  • 悪心
  • 嘔吐

劇症型胃アニサキス症(激しい腹痛)
緩和型胃アニサキス症(症状があらわない)

ほとんどが劇症型といわれますが、中には症状のでない緩和型もあります。この場合は健康診断の内視鏡検査で初めてわかる場合も。

2 腸アニサキス症

 アニサキスが 腸にまで達し腸壁に刺入することでおこります。

  • 激しい腹痛
  • 腹膜炎症状(おへそのあたりを中心とした局所的な痛みで始まり、徐々に腹部全体に痛みが広がっていく)

3 アニサキスアレルギー

アニサキスが胃壁に潜り込み局所的アレルギー反応をおこします。

  • じんましん
  • アナフラキシーショック(血圧降下・呼吸不全・意識消失など)

一度アニサキス症にかかると、二度目から反応をおこしやすくなるので要注意です。

期間

人体内でアニサキスが増殖することはなく、4日間程度で死滅すると言われています。

症状が出ない場合は問題ありませんが、痛みがある場合はアニサキスが死滅するまでその痛みが続きます。

症状が続く場合は、すぐに病院へかかりましょう。

アニサキスの原因となる魚でよく知られているのはサバやサケですが、他の魚はどうでしょうか。
これだけじゃないんですね。

魚の種類は?

  • サバ
  • イワシ
  • カツオ
  • サケ
  • イカ
  • サンマ
  • アジ

これらの魚にアニサキスは寄生しているので、生で食べる場合は要注意です。

もちろん、必ずこれらの魚にいるわけではありませんが、
『アニサキスがいると思って調理する』ことが大事だとか。

よく言われるのは、サバの刺身である『しめさば』。
酢でしめてあるので大丈夫と思われていることがありますが、酢でアニサキスは死なないと専門家が声をそろえて言っています。要注意ですね。

予防法

食中毒の予防としては

  • 60℃以上で加熱
  • -20℃以下で24時間以上冷凍
  • 鮮度のよいものを使う(新鮮な魚を扱っているお店を選ぶ)
  • 魚の内臓は取り除く

自分で魚をさばく場合は保存方法も大事です。

魚から出てくる寄生虫には、ブリやヒラメにも寄生虫がいる可能性があります。

 こんな魚に関係する食中毒も要注意

ブリ糸状虫

ぶりに寄生している寄生虫です。
アニサキスよりは、大きさが大きいので食べる前に発見することも多いです。
食べても害はないそうですが、ぶりの味が落ちるともいわれています。
見た目がよくないので、見つけたら取り除きましょう。

クドア

ヒラメに寄生するクドア属の寄生虫(粘液胞子虫)の一種です。

クドアによる食中毒は、ヒラメのお刺身などに関連するものが多く、食後数時間程度で一過性の嘔吐や下痢を呈し、軽症で終わる症状が特徴です。

【 参考 】

厚生労働省HP アニサキスによる食中毒を予防しましょう

NID国立感染症研究所 アニサキス症とは

内閣府 食品安全委員会

まとめ

なんだか、お刺身を食べるのが怖くなっちゃいますね。アニサキスの正確な知識を知っておけばあわてることなく対応できます。

  • 生の魚(サバ・サケ・イカなど)に寄生している
  • 食後3時間後くらいから症状がでる
  • 胃に痛みがでる
  • 病院でアニサキスを除くとなおる

生の魚を食べた後、胃に痛みがあればアニサキスを疑ってみましょう。下痢よりも胃痛が目立つのも特徴の一つかもしれません。

生の魚には、絶対安全ということはないという意識も大事です。自分の体調も大きく関係してきます。

しっかりとアニサキスという寄生虫がいる可能性もあるということを知っておきたいですね。

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